脂質異常症が原因で動脈硬化になると狭心症・心筋梗塞の危険性が高くなります。

高脂血症(脂質異常症)が進行すると起こる動脈硬化は、血管が硬くなったり、血管が狭くなったりして、血液がつまりやすくなってしまう病気です。
動脈硬化の主な原因となるのはLDLコレステロール(悪玉コレステロール)であり、誰にでも起こる病気です。

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脂質異常症が原因で動脈硬化になると狭心症などを発症する危険性が上がります。

コレステロールにはLDLコレステロールとHDLコレステロールがありますが、LDLコレステロールは肝臓で作られたコレステロールを全身に運ぶ働きがあり、HDLコレステロールは余分なコレステロールを回収して肝臓まで運んでくる働きがあります。

HDLコレステロールは、血管内の余分なコレステロールを回収して、血管内をキレイにしてくれます。

動脈硬化を防ぐ働きがあることから、HDLコレステロールは「善玉コレステロール」とも呼ばれます。

また、LDLコレステロールは、コレステロールが過剰にあると、余分なコレステロールが血管の壁にたまってしまい、動脈硬化を進行させてしまいます。
そのため、LDLコレステロールは「悪玉コレステロール」とも呼ばれているのです。

LDLコレステロールが過剰にあると、血管の壁に入り込み、プラークというこぶを血管内に作ってしまいます。

プラークはLDLコレステロールが集まり、どんどん大きくなって、血管を狭くしてしまいます。

これが動脈硬化です。

動脈硬化が起こると血液が流れにくくなり、悪化すると血管が詰まってしまいます。

動脈硬化の自覚症状はありません。

血管にプラークができ、血液の流れが悪くなっていても、気付くことができないのです。

症状がないので、知らないうちに動脈硬化が悪化して、脳や心臓の血管が詰まり、急に死亡してしまうこともあります。

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動脈硬化が原因で起こる脳梗塞について

脳の血管で動脈硬化が起きて血管が詰まったり、血管が狭くなったり、血液の流れが悪くなるのが脳梗塞です。

脳梗塞は、脳血管障害の75%以上を占めています。

脳梗塞は脳出血やくも膜下出血などの脳卒中の一つで、最近特に増えている病気です。

人間の脳は、数分血液が流れなかっただけでもダメージを受けます。

治療が遅れて、脳にダメージがあると、手足のまひ、言語障害などの後遺症が残ってしまいます。

寝たきりになってしまうこともあります。

脳梗塞とは、脳の細胞にダメージが与えられた状態であり、主に脳血栓症と脳塞栓症が原因となって起こります。

 ※脳血栓症とは?

失語症や半身の運動まひ、半盲、めまいなどがあり、2~3日でピークとなり、その後は徐々に回復していきます。
前駆症状が24時間以内に消えるものは、一過性脳虚血発作といいます。

※脳塞栓症とは?

心臓などでできた血液のかたまりが、脳に運ばれ、脳の血管で詰まってしまう病気であり、急に発作が起き、強い症状が現れるのが特徴です。

失語症や半身の運動まひ、半盲、めまいなどがあります。

特によく現れるのが失語症であり、運動まひの症状がない失語症は脳塞栓症である可能性が高いです。

動脈硬化が原因で起こる狭心症と心筋梗塞について

狭心症と心筋梗塞はどちらとも動脈硬化が原因で発症する疾患です。

狭心症は、動脈硬化の進行によって冠動脈が狭くなり、血液の流れが悪くなって心臓の筋肉に充分な量の酸素や栄養が行き渡らなくなる疾患です。

冠動脈で動脈硬化が進行しているときに、急に激しい運動をしたり、ストレスがかかると、心臓の筋肉が一時的に酸素不足となり、胸が締め付けられるような痛みを感じることがあります。

このような状態を「労作性狭心症」と言い、安静にしていれば10数分で痛みがなくなります。

「安静時狭心症」は睡眠中や安静時に冠動脈の痙攣などにより一時的に欠陥が狭くなって発作が起こるモノで、重症では心筋梗塞になる危険性があります。

狭心症の症状が進んで、安静時に症状が出たり、発作時間が持続する状態になると「不安定狭心症」と呼び、心筋梗塞に移行しやすいので、すぐに医者の診察を受ける必要があります。

心筋梗塞は冠動脈の動脈硬化が進行して、完全に血管が閉塞した状態をいいます。

血管が完全に詰まってしまうため、その先の心筋の組織が壊死してしまいます。

心筋梗塞は長時間の激しい痛みを伴い、死亡率が高いので、直ちに救急車を呼んで一刻も早い治療が必要です。

狭心症の症状 心筋梗塞の症状

 脂質異常症と動脈硬化の関係は・・・

動脈硬化が命にかかわる狭心症や脳梗塞、心筋梗塞発症の危険性に拍車をかけるということはお分かりいただけたと思います。

では、脂質異常症と動脈硬化の関係は・・・・・

余分な脂質が血管の異常を招くのです。

同若効果の要因は多々ありますが、脂質異常症が最も危険視される因子です。

コレステロールが高い状態が続くと余分なコレステロールが血管壁にたまって動脈硬化を起こすのです。

また過剰な中性脂肪は善玉コレステロールを減らし、悪玉コレステロールを増やして、血栓をできやすくし、心筋梗塞や狭心症を起こしやすくします。

動脈硬化がおこると、動脈の欠陥は固くもろくなります。

加齢によって多少は誰にでも起こるので血管の老化現象ともいえますが。脂質異常症を予防することで進行を遅くしたり、深刻な病気を引き起こさないようにする事が出来ます。

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