脂質異常症は命にかかわる 虚血性心疾患の大きな引き金になる危険性があります。

心臓病の3大危険因子は「高血圧」「脂質異常症」「喫煙」と言われています。

虚血性心疾患を発症する確率は、健康な人と比較すると、高血圧の人は3倍、脂質異常症の人は4倍、喫煙の人は2倍となっています。

さらに、この3つ(高血圧、脂質異常症、喫煙)が重なると発症危険は16倍となるそうです。

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虚血性心疾患とは?

虚血性心疾患は心筋梗塞や狭心症をまとめて呼びます。

「虚血」とは「血がない状態」です。

「虚血性心疾患」の画像検索結果

つまり、心臓に十分血液がいきわたっていない状態が「虚血性心疾患」です。

心臓の筋肉(心筋)に血液を繰り酸素と栄養素を供給する冠動脈が、動脈硬化で狭くなったり、血管がけいれんを起こしたりすることで、血液が十分に心筋にいきわたらなくなったとき、心臓は酸欠状態となり、胸痛などの症状がおこります。

虚血状態になった心臓は、心筋に血液がいきわたらなくなり、悲鳴を上げています。

胸が痛くなって痛みや湿るけられるような症状が出ます。

症状は軽いものから、死を連想するほど激しいものまであるといわれていますが、部位を特定できないくらい広範囲での症状を感じるのが特徴です。

また、全身に血液を送るポンプにの機能にも影響がおこり、虚血の状態が長く続くと、心臓を収縮させる心筋の動きが悪くなるので、心臓のポンプ機能にも影響が出て、息苦しくなるなど「心不全」の症状が現れます。

重症になると血圧が下がり、ショック状態となり、全身が虚血状態になります。
また、心筋の心臓の電気信号を伝える働きにも障害をきたし、「心室細動」という命にかかわる不整脈を起こすこともあります。
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虚血性心疾患の心筋梗塞と狭心症についてさらに詳しく・・・・

☆虚血性心疾患:狭心症

血液の需要と供給のバランスがくずれて起きる心臓の酸欠状態です。
運動時など、普段より酸素を必要とする状態では、心臓は血流量を増やして対応します。
が、血液の通り道が狭くなると、血液の供給が間に合わなくなり、心臓が酸欠状態になって胸痛がおこります(狭心痛)
症状は一時的で数十秒から、長くても10分くらいで自然に収まるといわれています。

狭心症の種類は、その症状の起こり方によって分かれます。

☆労作性狭心症

運動したり、重いものを持ったりしたときに心臓に負担がかかり起こる狭心症。

運動時や歩行時、駅の階段を上るときなどに表れ、休むと症状が収まる程度のものです。

☆安静時狭心症血管れん縮性狭心症・異型狭心症

深夜や明け方の就寝中等、安静にしていても起こります。

血管のけいれんや血管内に血のかたまりができて冠動脈の血流が減ったときに起こります。

病状によってわかれる
☆安定狭心症
どのくらいの動作で発作が起きるかをある程度予測できます。
安定した狭心症です。
☆不安定狭心症
安静時狭心症が新たに発症した、発作の回数が増えてきたり、発作止めの薬がきかなくなったり、軽い動作で発作が起こるようになった等の状態です。
※不安定狭心症は心筋梗塞になりやすい状態です。このような症状があるときはすぐに医師に相談してください。
狭心症の治療
  • 内科的な治療としては、薬物療法や血栓溶解療法、外科的な治療としては冠動脈形成術、冠動脈バイパス術等が挙げられます。

☆虚血性心疾患:心筋梗塞

血管が完全につまり、その先の心筋が壊死する状態です。
血管の内側にたまったコレステロールのかたまり(プラーク)に何かの拍子で亀裂が入ると、そこをかさぶたのように血液のかたまりが覆っていきます。
このかたまり(血栓)が血管を完全に塞いでしまうと、その先の心臓の筋肉には酸素が届かず細胞が死んでしまいます。
これを心筋梗塞といいます。
いったん死んでしまった心筋は元には戻りません。
心筋梗塞は突然死をまねくこともある怖い病気です。
心不全、心臓の電気的なショックやある種の不整脈などを伴うと死に至る可能性が高まります。
死亡率は40%、そのうち70%は発作から1~2時間で亡くなる緊急を要する病態です。
なので、心筋梗塞を疑ったらすぐ救急車を呼びましょう。
心筋梗塞を疑う症状はこれ↓
  • 冷や汗や吐き気を伴う非常に激しい重い胸痛が20分以上続く
  • 硝酸薬(ニトログリセリン)を舌下(舌の下において、なめて溶かす)あるいは噴霧(スプレー容器を使用)しても痛みがおさまらず20分以上続く
  • 顔面が蒼白になり、苦しいが、からだを動かすのもつらい
  • けいれんを起こしたり意識を失ったりする(危険な不整脈が出たとき)

※ 高齢者や糖尿病の方は激しい痛みを感じないこともあるので要注意!!

心筋梗塞の治療

再度、血液が流れるようにするために、いったん途絶えた心筋の血流を回復させること(再灌流療法)が行われます。※心筋梗塞の救命は治療開始までの時間が鍵となります。その時間が短いほど死亡率は下がると報告されており、来院から90分以内にカテーテル治療を行うことが理想的です。

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狭心症と心筋梗塞の大きなちがいは、心筋が回復するかどうかです。
狭心症では心筋は回復しますが、心筋梗塞では心筋が死んでしまうので回復することはありません。
虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞)についてはご理解いただけたでしょうか?
まとめ
虚血性心疾患
虚血性心疾患。狭心症と心筋梗塞は、いずれも命にかかわる重篤な疾患です。
その引き金となるのが、高血圧、脂質異常症、喫煙と言われています。
喫煙は100害あって一利なし。
ストレス解消に喫煙を必要とされる方もいらっしゃいますが、できれば禁煙を心がけていただきたいです。
そして、高血圧、脂質異常症は生活習慣病です。
生活習慣を見直し、体に優しい生活をしましょう。
生活習慣病自体は、なかなか自覚症状を感じない病気なので、検診などで、自分の体の状態を知ることから始めましょう。

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