食事の回数は糖尿病を予防、改善に関係があるのでしょうか?

糖尿病予防&改善に不可欠なのは「食事療法」と「運動療法」と言われています。

特に食事に関しては、空腹と血糖値には密接な関係があるので、気を付けたほうが良いでしょう。

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一日三食が理想的で、食事と食事の間は6時間程度が望ましいとされています。

朝食は7時、昼食は13時、夕食は19時というのが基本です。

個人の生活スタイルによって規則正しい食事になっていれば時間帯は前後してもかまいません。

また逆に、1日5回、6回の食事の方が血糖値があがらないという報告もみかけます。

確かにこれですと食間が4時間程度になり、空腹感を感じることがないため血糖値は上がりにくいです。

しかし食事の回数が多くなるとそれだけ手間もかかりますし、人によっては食べ過ぎてしまうこともあります。

さて、一体どちらの説が正しいのでしょうか?

tounyoubyoushokuji

糖尿病の予防に効果のある食事の回数は何回でしょうか?

食事習慣は、Ⅱ型糖尿病の発症や予後に大きな影響があります。

臨床的には一度に大量に食べるより、少しづつ分けて食べるほうが、原料や心血管疾患予防に効果があるとされています。

が、それを実証する研究報告は少なく、根拠はないとされています。

欧州糖尿病学会で開催されていた発表の中で、当カロリーの高脂肪食を2回と5回に分けて食べた場合を比較したところ、正常体重者と肥満者のいずれも、他意者プロフィールや1日のエネルギー消費量に特別な差は見られなかったようです。

この被験対象者は、糖尿病でない白人女性24人で、そのうち12人は正常体重者群、12人は肥満群だということです。

各被験者は、2日間の試験に参加し、1日に2回(13時と17時)、または5回の食事(9時、13時、15時、17時、19時)をとりました。

2回食と5回食は等カロリーで、高脂肪食(脂肪量が50%)。

2日とも、24時間エネルギー消費量を測定し、2時間ごと計7回の血液採取で、血糖値、インスリン、HOMA-IR、血清脂質、遊離脂肪酸などを評価しました。

その結果、24時間エネルギー消費は、肥満群と正常体重群間で有意差がありましたが、いずれの群でも2回食と5回食では差はなかった(正常体重群;2回食1724kcal、5回食1683kcal、肥満群;2回食2124kcal、5回食2142kcal)。

また、肥満群と正常体重群間の24時間エネルギー消費量の差は、体脂肪で補正後は減少した(P=0.08)。

代謝プロファイルについては、正常体重群に比べて肥満群は、インスリン、中性脂肪、遊離脂肪酸などの値がいずれも1日を通して有意に高値で、特に昼食後での上昇が顕著だったとのことです。

しかし、肥満群、正常体重群のいずれにおいても、食事回数の違い(2回と5回)による有意な差は見られず、同様の代謝変動を示しました。

「総カロリーが同じ高脂肪食は、食事回数を変えても、代謝変動、および消費エネルギー量に違いは見られなかった。

この結果から、1日の食事回数よりも、1日の総摂取エネルギー量の方が、代謝やエネルギー消費により大きな影響を与えるのではないかと考えられる」と結論付けられています。

食事の回数がさほど糖尿病の予防に関係ないのであれば、何に気をつければよいのでしょうか?

食事回数ですが、1日1回でも問題ないと言われます。

1日1食の場合は、夕食がベストです。

夕食で摂取したタンパク質で夜寝ているときに筋肉が修復され、トレーニングなどしていれば筋力アップになります。

1日2食の場合は、夕食は確保として、朝食でも昼食でもどちらでもいいと思います。

しいて言えば、前の日の夕食から連続して絶食で昼食摂取の方が、ミニ断食効果が期待できるという説もあります。

1日3食でもいいです。

血糖を上げるのは、蛋白質・脂質・糖質のうち、糖質だけで、蛋白質・脂質は上げません。

だから、糖尿病による高血糖改善のためには、糖質制限がベストです。

糖質制限食なら、食後高血糖はリアルタイムに改善します。

また、食事の際にゆっくり食べるということも大切です。

一口をなるべく少なく口にいれ、良く噛むことで、少量でも満足でき、食べ過ぎるのを防ぐことができます。

些細なことですが、こういった小さなことの積み重ねが血糖値のコントロールには必要です。

まとめ

糖尿病の予防には食事の回数はあまり関係無いようです。

ただ、空腹が原因で低血糖になってしまうと大変危険なので、注意も必要です。

「低血糖」の画像検索結果

食事療法の効果を高めるためには、合わせて運動療法も行うことです。

食後1時間以内に軽く運動をすると血糖値が上がりにくいですから、ストレッチや階段の昇降など、簡単にできることを習慣づけてしまうと良いでしょう。

逆に激しい運動は逆効果で危険な場合があります。

特に合併症を発症している場合には医師の許可をもらってから激しい運動をするようにしてください。

糖尿病は、合併症さえ発症しなければ危険な病気ではありませんし、毎日の生活習慣を見直して健康的な生活を送ることが症状の改善に向かいます。

糖尿病にならなかったとしても、暴飲暴食や運動不足を続けていては他の病気にかかるのは時間の問題です。

いずれにしても見直すべき生活だったということを自覚して、強い意志をもって健康的な生活に切り替えていきましょう。

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