脂質異常症の症状として下痢はありますか?治療法は?

脂質異常症は、症状として現れにくいものなので、なかなか自覚症状がありません。

が、

脂質異常症の症状として、下痢はあるのでしょうか?

下痢の時は油っこいものを食べないでください・・と言われるので、何か関係がありそうです。

では、下痢が脂質異常症が原因であった場合の治療はどのようにするのでしょうか?

 

スポンサードリンク



 

目次

下痢が起こる主な原因は?

食べ過ぎでも体調が悪い時は下痢になります。

油の多い食事も原因になります。

油は消化しにくいので、過剰に摂取すると下痢を起こしやすくなるのです。

(この辺りは脂質異常症と関係ありそうです)

他にはストレスや腸内環境の悪化、食あたりなどです。

が、ほとんど一過性の下痢なので、2週間以上続く下痢であれば、

ほかの病気が懸念されますので、病院へ行きましょう。

 

ここでは、脂質異常症との関連で考えてみましょう。

下痢は腸内で、内容物(便)の水分の吸収が悪い、もしくは通過が早くて水分を吸収できなくて、

泥状や液状の便となるのが原因です。

 

糖尿病などの場合は、水分の吸収が、悪くなります。

つまり、脂質異常症の症状として下痢がある・・と言うより、

★脂質が多すぎると消化不良で下痢になる危険性がある。

★脂質異常症が原因の糖尿病は下痢を引き起こす危険性がある

と考えるほうが、正しいと思います。

=====

こちらは如何でしょう?

整体師が教えるアンチエイジング無料メールセミナー:

血管若返りのための5つの生活習慣

5日間無料メールセミナー

======

スポンサードリンク



症状が出てしまったら、治療です。

先ほども書きましたが、脂質異常症ははっきりとわかる自覚症状が感じづらいものです。

脂質異常症と言われたら、動脈硬化にならないような生活を心掛けなければいけません。

まずは食事療法と運動療法。

脂質異常症を改善するためにバランスの良い食事のポイント

1、炭水化物は食事の60%とる

2、たんぱく質は食事の15~20%とる

(肉類より魚介類、大豆食品を多く)

3、脂肪は食事の20~25%とる

(良質な油は積極的に!!)

4、コレステロールを控える・・卵、レバー、魚卵など

(一日300mg以下に)

5、食物繊維をとる

(25g以上)

6、野菜を果物をとる

(ビタミンやポリフェノールをたくさん含むもの)

運動療法

脂質異常症に限らず、日々身体を動かすことは、筋肉にも精神的にも大事です。

運動は、脂質に対しては、中性脂肪が低下し、HDLコレステロールは上昇します。

このほか、血圧を低下させる、糖尿病の血糖コントロールがよくなる、

さ らに、うつ病の予防、がん予防、動脈硬化の予防など、さまざまな良い効果があります。

最適な運動は有酸素運動です。

散歩、ウォーキング、軽いジョギング、エアロバイク、水中歩行、サイクリング、

アクアビクス、水泳などの有酸素運動は、15分以上続けると効率よく脂肪が燃えだすため、

1回15分以上行うのが望ましいです。

 

日常生活で、運動をする時間をつくるのもなかなかむつかしいものです。

 

そんな場合は、現在の生活パターンを変えずにできる運動が一番現実的です。

たとえば、通勤時に

「バス停一つ分歩く」

「自転車で行くのを徒歩にする」

「エレベーターやエスカレーターを使わず、階段を使ってみる」

などです。

 

最低週3回以上を目標にするのが、続けやすいポイントかもしれません。

但し、現在治療中の病気がある場合は主治医の指示に従ってください。

 

食事療法、運動療法をしても、脂質異常症が改善しない場合

残念ながら内服薬での治療が必要です

 

動脈硬化のリスクが高いと判断されたら、これ以上進行しないようにすることが大切で、

診断時にお薬の投与が勧められます。

 

お一人お一人の状態が違いますので、主治医の指示に従ってください。

近年、脂質異常症の患者さんが増え、コレステロール、中性脂肪を低下させる薬が、

広く処方されるようになりました。

 

これらの薬は脂質異常を改善させるだけ ではなく、一部の薬では動脈硬化の進行を直接、抑え、

改善させる作用もあることが分かってきています。

 

★HMG-CoA還元酵素阻害薬(スタチン)

肝臓でのコレステロール合成を抑え、LDLコレステロールを強力に低下させ中性脂肪も低下させる

★陰イオン交換樹脂(レジン)

腸内でコレステロールが豊富な胆汁酸と結合して、コレステロールを便中に排泄させ、低下させる

★小腸コレステロールトランスサポーター阻害薬(エゼチミブ)

腸内でコレステロールが豊富な胆汁酸の再吸収を抑制することで、コレステロールを低下させる

★フィブラート系

主に肝臓で中性脂肪が作られるのを抑える薬、

★プロブゴール

LDLコレステロールを胆汁酸として排出させたり、LDLコレステロールの参加を抑えたりして、動脈硬化を予防する

★ニコチン酸系

ビタミンの一種で肝臓絵中性脂肪が作られるのを抑える。
HDLコレステロール値を上昇させる

★EPA(エイコサペンタエン酸)

青魚に含まれる不飽和脂肪酸から作られた薬で、中性脂肪地を下げる。

血液をサラサラにする

脂質異常症の治療薬は、LDLコレステロールや、トリグリセライドを低下させるだけでなく、

それ自体が、血管壁の動脈硬化を改善し、脳梗塞や心筋梗塞の再 発を予防する効果が

期待できることが分かってきています。

 

しかし、薬さえ飲めば安心というわけではなく、あくまで生活習慣を改善したうえでの話です。

 

まとめ

下痢を脂質異常の症状としてとらえるのは少し無理があるケースのほうが多いです。

が、脂質異常症が原因で糖尿病やその他生活習慣病になってしまった結果、下痢にあることはあります。

まさに卵が先か?鶏が先か?です。

まずは下痢の原因をしっかり見極め、常日頃から脂質異常症にならない生活習慣を心掛けましょう。

薬物療法も、ありますので、無駄に怖がらず、生活習慣を変えることから始めてみませんか?

★  ★  ★  ★  ★  ★  ★

      こちらの記事もお勧めです

脂質異常症とアルコールには関係があるのかを徹底解説

スポンサードリンク



関連記事はこちら

    None Found