脂質異常症の血液検査はどんな項目があるのでしょうか?

脂質異常症の血液検査にはどんな項目があるのか調べてみました。

検査項目としては、

☆総コレステロール(TC、T-Cho)

☆HDLコレステロール(HDL‐C)

☆LDLコレステロール(LDL‐C)

☆中性脂肪(TG、トリグリセライド)

それぞれの血液検査項目の基準値は

総コレステロール(TC、T-Cho) 140~219mg/㎗

HDLコレステロール(HDL‐C) 男性40~86mg/㎗ 女性40~96mg/㎗

LDLコレステロール(LDL‐C) 60~139mg/㎗ 閉経後の女性70~159 g/㎗

中性脂肪(TG、トリグリセライド) 50~149 mg/㎗

とされています。

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目次

どんな結越権坂項目別にご紹介しましょう。

血液中には、さまざまな物質が含まれていますが脂質もその1つです。

血液中の脂質には、HDLコレステロール、LDLコレステロール、VLDLコレステロールなどがあり、

これらをあわせて総コレステロールといいます。

ただし、VLDLは量がかなり少なく、一般的にコレステロールというと、HDLとLDLと考えます。

 

血液中の脂質であるコレステロール値や中性脂肪値を調べて、

脂質異常症(ししついじょうしょう)(高脂血症)をみつけます。

 

脂質異常症は、動脈硬化(どうみゃくこうか)の一因となり、

ほうっておくと狭心症や心筋梗塞(しんきんこうそく)、脳梗塞や脳出血などの

重大な病気を引き起こします。

 

自覚症状がないので、多くは健康診断などの血液検査でみつかります。
*日本動脈硬化学会では、2007年に総コレステロール値を診断基準項目からはずし、

「高脂血症」という病名を「脂質異常症」と改めました。

 

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血液検査でわかることは?

総コレステロール(TC、T-Cho)

コレステロールは、細胞膜や血管壁を構成したり、副腎皮質ホルモンや性ホルモン、

さらには胆汁をつくるなど、体を維持するためになくてはならない物質です。

 

しかし、血液中にコレステロールが増えすぎると、血管壁にへばりつき、

しかも分解されにくいため動脈硬化を進めます。

 

動脈硬化は、心筋梗塞や脳血栓などの重大な病気をひき起こします。

 

また、肝臓や腎臓の異常、糖尿病によっても総コレステロール値は影響を受けるため、

これらの病気の状態を知る手がかりにもなります。

 

総コレステロール値が高値の場合、動脈硬化、糖尿病、甲状腺機能低下症などが疑われ、

低値の場合には、肝機能障害、甲状腺機能亢進症、栄養障害などが考えられます。

 

なお、コレステロールは女性ホルモンと関係があり、閉経後の女性は総コレステロール値が高くなる傾向があります。

妊娠や経口避妊薬の服用によっても高値になります。

 

HDLコレステロール(HDL‐C)

コレステロールは脂質ですから、そのままでは血液中で水と脂のように分離してしまうことになります。

そこで、血液中を流れるときには、リポたんぱくというカプセルに入れられた状態になっています。

このリポたんぱくには比重によっていくつかの種類があり、低比重のものをLDLコレステロール、

高比重のものをHDLコレステロールといいます。

 

HDLコレステロールは、抹消組織にある余分なコレステロールを回収して肝臓にもどすはたらきがあり

、血管壁へのコレステロールの沈着をおさえるため、善玉コレステロールとも呼ばれています。

 

一般的に、HDLコレステロール値の高い人は、心筋梗塞や脳梗塞など、

動脈硬化がもたらす病気が起こりにくい傾向があります。

 

ただし、コレステロール転送たんぱく欠損症をともなうHDLコレステロールの高値は動脈硬化を発症しやすいことが、

近年あきらかになってきました。

 

コレステロール転送たんぱく欠損症のない人で、HDLコレステロールが低値でLDLコレステロールが高値の場合、

動脈硬化が起きやすいといえます。

 

HDLコレステロールを下がる原因としては、肥満、運動不足、糖尿病、喫煙などがあげられます。

運動、食事、減量、禁煙など生活習慣を改善することが大切です。

 

LDLコレステロール(LDL-C)

コレステロールは脂質の一種で、人間が生きていく上で不可欠な栄養素です。

コレステロールや中性脂肪などの脂質は、そのままでは血液には溶けこめないため、

リポたんぱくという粒子の形で血液中に溶け込み、全身に運ばれていきます。

 

リポたんぱくには、いくつかの種類があり、おもにコレステロールを運んでいるのがLDLとHDLです。

LDLは、肝臓からからだのすみずみにコレステロールを運ぶはたらきをしていますが、

たくさん運ぶとコレステロールが血管にたまって動脈硬化を起こすので「悪玉」と呼ばれています。

 

LDLコレステロール値が高いほど、動脈硬化が進みやすく、低いほど発症のリスクが下がります。

LDLコレステロールの基準値は、60~139 g/㎗ですが、閉経後の女性の基準値は、

70~159 g/㎗と少し高めに設定されています。

 

脂質異常(高脂血症)では、LDLコレステロール値が高値になります。

 

そのほか、糖尿病、甲状腺機能低下症(こうじょうせんきのうていかしょう)

動脈硬化、ネフローゼ症候群などでも高値になります。

 

低値を示す場合は甲状腺機能亢進症(こうじょうせんきのうこうしんしょう)

肝硬変などのこともあります。

 

中性脂肪(TG、トリグリセライド)

中性脂肪は、脂質の一種で、体の中でおもにエネルギー源としての役割をもっています。

エネルギーとして使われなかったものが皮下脂肪として蓄積します。

食べ過ぎ、飲みすぎが中性脂肪がふえるいちばんの原因で、血液中の値が高くなります。

血液中の中性脂肪値が高い状態が続くと、動脈硬化の発症・進行が速まります。

中性脂肪値が高値の場合に考えられる病気としては、

糖尿病、ネフローゼ症候群、メタボリックシンドローム、甲状腺機能低下症、脂肪肝、急性膵炎などが疑われます。

低値では、甲状腺機能亢進症、肝臓病などが考えられます。栄養不良でも低値になりま

 

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脂質異常症の診断基準は、以下のように定められています。

 

脂質異常症の診断基準(血清脂質値:空腹時採血)
LDLコレステロール 140mg/dL(以上)
HDLコレステロール 40mg/dL(未満)
中性脂肪(トリグリセリド) 150mg/dL(以上)

(日本動脈硬化学会「動脈硬化性疾患予防ガイドライン」2007年版より)

過去には高脂血症という病名で、総コレステロール値が診断や脂質管理の基準に使用されていましたが、

現在では脂質異常症という病名になり、LDLコレステロール、HDLコレステロール、中性脂肪の

どれか1つでも異常値になることが診断や脂質管理の基準になりました。
コレステロールの数値をみれば脂質異常症かどうかは診断できますが、

動脈硬化の程度や合併症のリスクはわかりません。

 

動脈硬化の危険因子には加齢、高血圧、喫煙などの因子があり、

多いほど動脈硬化は進みやすく冠動脈疾患(心筋梗塞など)のリスクも高まることがわかっています。

 

血液検査の結果で脂質異常症の危険性があれば、

まずは生活習慣から見直して早めに対策を立てましょう。

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こちらの記事もお勧めです

脂質異常症とアルコールには関係があるのかを徹底解説

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