なすのレシピ:糖尿病の食事に彩りを。

「秋なすは嫁に食わすな」は、もう死語になっているのかもしれません。

これは、秋なすはとてもおいしいから嫁なんぞに食べさせるな・・・と言う意地悪な意味が一般的な解釈ですが、実は「なすは体を冷やすから若い女性はあまり食べないほうが良い」と言うのが本意とされています。

旬の食材は、人の身体に必要なものをちゃんと提供してくれるようです。

暑い夏は胡瓜やなすを食べることで自然にバランスをとってくれているのです。

・・・と言うことで、今回は糖尿病の食事としてなすレシピのご紹介です。

スポンサードリンク



目次

ナスについて・・・

なす(100g当たり)

・カルシウム:23mg、

・鉄:0.2mg、

・カリウム:230mg、

・ビタミンB1:0.02mg,

・ビタミンC:11mg,

・食物繊維:2.2mg

・・・・・とされています。

なすの成分は、ほとんど(94%くらい)が水分ですが上記の通り、ビタミン、ミネラル、食物繊維をバランスよく含んでいます。

これらの栄養分によって、調節機能が優れていると言われています。

特に豊富に含まれる食物繊維は、便秘を改善し大腸がんを予防したり血糖値の上昇を抑え、糖尿病や肥満を防ぐ効果があります。

またなすには、皮に紫黒色の色素「アントシアニン」、一般になすのアクと呼ばれるクロロゲン酸などの抗酸化成分「ポリフェノール」が含まれています。

この成分は、体の老化を防ぐ、動脈硬化の予防、がんの発生・進行を抑制するなどの作用があります。

なすは日本では民間療法として、ヘタを黒焼きにして塩を混ぜ歯槽膿漏の予防として使ったり、ヘタの切り口の汁をイボとりに使うなどして用いられ、昔から生活に密着した野菜の一つです。

スポンサードリンク



なすを使ったレシピ

★なすの漬物

「ナス、料理」の画像検索結果

一番簡単ななすの塩漬け
材料:なす
    塩(なすの3%)
    ミョウバン少々
    水(なすの20%)
       塩加減等はお好みで変えてください
作り方
1、なすはへたをとって適当な大きさにカット
  味をしみこませるために切れ目を入れてもOK
  軽く灰汁を抜き&変色防止のため、少し水につけておきます
2、ジップロップなど、密閉できるビニール容器に塩とミョウバンを入れ、水気を切ったなすを入れます。
3、全体に行き渡らせる用に袋ごとかるく揉み込みます。
4、分量(なすの20%)の水を投入し、また万遍なくいきわたらせるようなじませます

写真

馴染んだな…と思ったら,空気を抜くようにジッパーを閉じます。

半日くらいで浸かりますので、朝の食事の用意の際に一緒に準備しておくと夜にはおいしいなすの塩漬けが食べられます。

その他の漬物としては、バリエーションとして、唐辛子を入れたピリ辛風味、大葉を入れたしそ風味などたくさんチャレンジできます。

定番としての糠漬けもお勧めです。

発酵食品は生活習慣病の予防改善に有効なので、塩分の取りすぎに気をつければ、お勧めの一品です。

 ★なす×味噌のレシピ

なすと味噌はとても相性が良いです。
マーボなす、なすの田楽、なすの味噌炒め、なすの味噌煮・・・・・いくらでも映像が浮かび上がってきます。

茄子の田楽

「ナス、料理」の画像検索結果
1、なすは縦半分に切って、水にさらし灰汁を抜きます。
2、少し手をかけるお気持ちがあれば、表面に包丁で切り込みを入れたり、川と身の部分に切り込みを入れると、食べやすく、味がしみ込みやすいです。
3、水気をとったなすをたっぷりのサラダオイルで焼きます。
(なすは油と相性が良い野菜ですが、カロリーオーバーになってしまう危険があるので気をつけましょう。)
田楽の作り方
材料:
味噌:酒:みりん=3:2:1
この分量を基準に、お好みで味噌の種類を変えたり、甘みが欲しい方はみりんの分量を多くしたり、それぞれのご家庭で工夫してみてください。
この3つの調味料を弱火で煮て、ふつふつとして来たら焦げないようによく混ぜるだけです。
この田楽味噌をあげたなすに塗って出来上がり、
お好みでゴマなどあしらってもおいしいです。
またこの田楽味噌は、なすだけでなく、焼き豆腐や、ゆでたコンニャクなどにも使えますので、作り置きしておいても良いでしょう。

マーボなす

写真

 

 

 

 

 

市販のマーボなすの素などもありますが、意外と簡単にできるので、作ってみましょう。

材料:

豚ひき肉:250g

なす:3~4本

長ネギ(白い部分):1本

人参&生姜&ニンニク:(みじん切り)少々

調味料:

甜麺醤(または味噌):大匙1

豆板醤:大匙1

醤油:小さじ1~

砂糖:小さじ1~

ガラスープの素:小さじ1

水:1~1.5カップ

片栗粉:小さじ1~
ごま油:少々
作り方
1、なすは多めの脂で炒め揚げる感じで火を通し、いったん取り出しておきます。
2、にんにく生姜を炒め、香りが出てきたら、ひき肉を入れ炒めます。
3、あらかじめ混ぜておいた調味料を2に入れます。(弱火)
5、とろみが出てきたら、なすを戻し、細かく切った長ネギも一緒に炒めます(火を通す)
6、最後に香りづけにごま油を一回りかけて、出来上がり
※なすを豆腐に変えると麻婆豆腐になります。大根を使っても、また美味しくいただけます

★基本の焼きなす

作り方

1、なす同士をポンポンと万遍なく叩きます(皮がむきやすくなる裏技)

2、なすのへたの部分に包丁を当てて、くるりと切り込みを入れておきます(皮をむきやすくする裏ワザその2)

3、なすの中心部辺りに金串などをさして穴をあけておきます(なすが途中で貼れるするのを防ぐ裏技)

     注意!!串を刺す方向は、茄子のおしりからヘタに向かってです。

4、あらかじめ焼いておいた焼き網になすを置き、じっくり焼き上げます。

5、焼きあがったら、指を氷水などで冷やしながら皮をむき、食べやすい大きさにカットして出来上がり。

焼きなすを利用したレシピ

★なんといっても、そのまま生姜醤油でいただく

  低カロリーなので糖尿病の食事にはお勧めです。(ただし塩分摂りすぎに注意)

★、みそ汁などの具として頂く。

★その他お好みのソースでいただく。

まとめ

なすの成分は、ほとんど(94%くらい)が水分ですが、ビタミン、ミネラル、食物繊維をバランスよく含んでいます。

これらの栄養分によって、調節機能が優れていると言われています。

栄養分で特に糖尿病など、生活習慣病に効果のあるものは、食物繊維です。

食物繊維は、大腸がんの予防、カットうちの上昇を抑える、など、糖尿病や肥満に有効です。

またなすの紫の綺麗な皮の色は、紫黒色の色素「アントシアニン」、一般になすのアクと呼ばれるクロロゲン酸などの抗酸化成分「ポリフェノール」が含まれています。

この成分は、体の老化を防ぐ、動脈硬化の予防、がんの発生・進行を抑制するなどの作用があります。

低カロリーの食材で、ほとんどすべての調味料と相性の良いなすを使って食事に彩りを・・・

★  ★  ★  ★  ★  ★  ★

こちらの記事もお勧めです

「高血圧の薬をやめる!」と宣言。副作用より怖いのは何?

スポンサードリンク



関連記事はこちら

    None Found