動悸(どうき)とは心臓の拍動が自分で感じられる状態を指します。
「心臓がドキドキする」などと表現されますが、
実際に1分間に100回以上の心拍数が計測される場合は頻脈とされ、
病的なものとして扱われます。
動悸がなぜ生じるのかに関しては明らかになっていないのが現状です。
今回は動悸と高血圧の関係についてのご紹介です。
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目次
高血圧の症状としての動悸について
高血圧の症状の一つとして、動悸があります。
高血圧による動悸の原因について調べてみました。
高血圧の状態が長く続くと、動悸が起こりやすくなります。
さらに、狭心症や心筋梗塞を発症し、
生命に関わる重篤な状態になることもあります。
高血圧による動悸の原因と対処法から、
心筋梗塞のメカニズムと予防法についてもご紹介します。
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高血圧による動悸の原因と対処法
高血圧になると、心臓に大きな負担がかかります。
それは、高血圧の状態が長く続くと、
全身に血液を送り出すポンプの役割を持つ心臓にはより強い力が求められ、
心臓の壁が厚くなって肥大化するためです。
心臓が肥大化するとポンプ機能が弱まり、不整脈が出て動悸の原因になります。
高血圧症による動悸の治療には、心臓そのものに対するアプローチよりも、
高血圧の原因を調べて血圧を下げることが重要となります。
早めに内科や循環器内科を受診し、血圧のコントロールを行うようにしましょう。
高血圧は、心筋梗塞の発症にも大きく影響しています。
血圧が高い状態が続くと、酸素や栄養を含む血液を送り込む冠動脈が傷つき、
そこにコレステロールが溜まって動脈硬化が生じます。
すると、血管が狭くなったり、詰まってしまうのです。
これにより心筋に送り込まれる血液が不足すると、狭心症を発症します。
狭心症による発作が起こると、締め付けられるような苦しさと、
圧迫感をともなう痛みが1~5分程度続きます。
さらに、冠動脈が完全に詰まってしまうと、
心筋に血液が流れなくなる状態、いわゆる心筋梗塞になります。
血液が行き渡らない部分は細胞が壊死するため、
心不全に陥り、最悪の場合は死に至ることもあります。
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実際に、血圧が2mmHg上がっただけで、心筋梗塞が7%増加するというデータもあります。
また、血圧130mmHg以下の人と比較して、
高血圧の人は4.8倍も心筋梗塞死のリスクが高いという報告もあります。
高血圧の状態が長く続けば、その分心臓にかかる負担は大きくなります。
血圧が高い方は、生活習慣の改善と早めの治療を心がけるようにしましょう。
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脂質異常症や高血圧などの生活習慣病の原因の一つに「活性酸素」があります。
身体をさび付かせてしまう活性酸素を除去してくれるのが珪素
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しかし、動悸の多くは高血圧以外の原因である場合のほうが多いんです。
動悸の症状の原因が高血圧以外にあるものについてご紹介しましょう。
胸がドキドキする、というのは、日常生活を送る上で、そう珍しいことではありません。
むしろ、感じる場合は多いでしょう。
★激しい運動の後の様に体に直接負荷がかかった時
★大勢の前で話をしなければならない等、緊張やプレッシャーを感じた時
★衝撃的な場面に遭遇した時のショック。
このような場合、ほとんどの人が動悸としての症状を経験されたことがあると思います。
動悸は身体的な問題だけでなく、心理的な原因でも起こります。
むしろ心因性の動悸のほうが多いでしょう。
この胸のドキドキが、「動悸」で、通常、
心臓が繰り返している規則的な収縮がより激しくなったときに感じる拍動です。
動悸の多くは、心臓病には直接関係ないものです。
ですから、特に心配するものではありません。
しかし、動悸の原因が、心臓そのものにあることがあります。
高血圧以外が原因の動悸について
★心臓に問題がある場合・・・これは今回は省略します。
★発熱
発熱は不整脈や動悸の原因となります。
多くは心臓よりも体の他の部分が原因です。
高熱が出た場合、特に心臓が悪くなくても心臓が打つスピードが早くなるため、
動悸の症状が出ます。
熱が高いか、それほど高くなくても動悸が続く場合は、
かかりつけ医の診察を受けて下さい。
他の病気が隠れている場合もありますので。
★貧血
貧血もひどくなると心臓が血液不足を補おうとして、脈拍を速くして頑張ります。
そのため動悸の症状が発生します。
この場合も心臓は大丈夫か一応チェックしますが、
それ以上に貧血そのものの原因を調べ、治すことが大切です。
★低血圧
低血圧も不整脈・動悸の症状の原因になります。
血行不良のため神経の反射などが起こり、
心臓が異常に働くためです。
低血圧そのものの原因精査と治療が必要です。
★自律神経失調症
ストレスやホルモンのバランスの乱れなどによってさまざまな症状がでます。
動悸の症状もその一つです。
めまいや冷や汗、高血圧や低血圧、吐き気、さまざまな精神症状がでます。
こうした場合は神経内科や精神科の受診を勧めます。
★バセドウ病(甲状腺機能亢進症)
甲状腺ホルモンが過剰に作られるため体の活動が異常に活発になります。
そのため体重減少、高血圧、心房細動、発汗、イライラなどの精神症状、
手の震え、体重減少などが出ます。
心房細動のため動悸はよく起こります。
こうした症状は内分泌内科または内科の受診をお勧めします。
★糖尿病
インシュリンというホルモンを産生する細胞が壊れて
インシュリンが不足することで起こるI型糖尿病と、
インシュリンの働きが悪くなるか分泌量が減って血糖値の調整ができなくなるII型があります。
口渇、多飲、多尿が典型的な症状だが、重症になれば昏睡を来たすことがあります。
治療の中で低血糖になれば動悸や冷や汗などの症状が出ます。
まとめ
動悸の症状は、不安を伴う症状です。
心拍数をあげた後など、(激しい運動など)動悸が起こる原因がある程度納得できるものなら、
状態が落ち着けば自然に同期の症状も落ち着きます。
動悸の起こる原因が高血圧など病気にある場合は、動悸そのものを心配するのではなく、
動悸を起こす生活習慣病の改善を心掛けるべきです。
ただ、心因性の動悸(自律神経失調症、パニック障害など)も最近は増えてきているので、
いたずらに怖がらず、信頼できるドクターに相談することをお勧めします。
「まず、その動悸の原因がどこにあるかを、知りましょう」
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