最高血圧が140以上になると、高血圧症と診断されてしまいますが、かつては160以上で薬の摂取を言われていました。
基準が140にになったことで、日本には一気に高血圧症と診断される人が増えたと言います。
本当に危険な数値ってどのくらいなんでしょうね。
私は一時期、朝極端に高い数値をたたき出したので、怖くなって病院へ行き、以降、薬を飲まなければいけない状況になってしまいました。
未だ活動を始めていない早朝極端に血圧が高いことを「早朝高血圧」と言われます。
目次
血圧はどういう動きをするのでしょうか?
通常のケースでは、人は寝ている時には副交感神経が優位になっていて、血圧は低い数値をキープしています。
高血圧の人は、常に高い数値になっている状態ですが、とくに本来、まだ活動を始めていない朝の血圧が高いという場合は、「早朝高血圧」が考えられます。
夜明けとともに、自律神経は副交感神経優位から交感神経優位に入れ替わって身体は「活動」の準備に入ります。
交感神経は簡単に言うと「緊張させる作用」なので、血管を緊張(収縮)させる→血管に圧をかける→血圧が上がるという図式になります。
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低血圧の人は、この血圧の上りが鈍く、めまいなどに悩み、朝起きることができない・・と言う事になります。
目が覚めて、交感神経が優位になると、ノンアドレナリンが出て、ますます血圧は上がり、血管も収縮します。
だから副交感神経が優位な夜より、交感神経が働く朝の方が血圧は高くても異常ではないそうです。
ただ、この時の血圧の上がり具合が極端な場合、「早朝高血圧」と言う症状になると言われています。
血圧が上がる⇒血管収縮が起こることで、血液そのものが無理に流れようとしたり、寝ている間に水分が汗となって発散され、ドロドロ血になっているなどが原因です。
血圧の数値より、血液の質の方が、大事な問題ですね。
脂質異常症かどうかも検査したほうがいいです。
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早朝高血圧の危険を考えてみましょう。
通常血圧は活動を始めて交感神経が優位になっている昼間の方が数値が高く、副交感神経が優位になっている夜、そして夜明けは低いのが良しとされています。
中には私のように、朝起きたときが一番血圧が高い人がいます。
そういう人たちの事を「早朝高血圧」と言います。
早朝高血圧かどうかの判断は、一日2回朝と晩、血圧を測ります。
そしてその上の数値を足して2で割り、平均値を出します。
その平均値が135以上、そして朝と晩の差が15~20以上の場合が、早朝高血圧を診断される基準となっているようです。
早朝高血圧は危険性が高いと言われるのは、明け方に脳卒中や心筋梗塞を起こすことが多いからです。
脳卒中や心筋梗塞を起こすケースは、寝ている間に、パッと起きて、そのまま倒れてしまうパターンがほとんどで、
その時の血圧が異常に高い事で、時には、命を落とすことも高いとされています。
早朝高血圧は危険性が高いと言われるのは、この理由です。
高血圧はサイレントキラーと言われ、日常生活になかなかその症状が出ないのですが、いきなり、死に直結する危険性が高いのが「早朝高血圧」のようです。
怖いですね・・・
明け方、身体はゆったり睡眠を終えてそろそろ動き始めますよ・・・・という指令が行き渡ります。
これが副交感神経から交感神経への入れ替えです。
ただ、これも徐々に入れ替わっていくので、全ての身体の機能が、100%起きて活動する準備が出来ていないうちに、血流だけが動き出すと、血管が詰まってしまう原因になる。
・・とうのが、早朝高血圧の危険性が高いという所以です。
解決策の一つとしては
朝、血圧が高い人は、目覚めてすぐに起き上がらずに、布団の中でゆっくりストレッチをして体を慣らしてから起きることです。
また、早朝のジョギングやウォーキングも控えたほうが良いです。
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早朝高血圧の症状は2パターンあるそうです。
★夜間の血圧が高いまま朝を迎えるパターン・・・ノンディッパー型
原因:糖尿病、心不全、肝臓障害、自律神経障害、睡眠時無呼吸症などの症状を持っている人に多いと言われます。
元々高血圧症である人、ストレスが強い人、一日中多忙だった日、・・・などの要因があると、睡眠中も交感神経が優位になったままで、血圧が下がらず、そのまま朝を迎えるケースです。
★朝方の急激な血圧上昇型・・・モーニングサージ型
脳出血や脳梗塞など、いきなり脳血管疾患になる場合の事。
突然重篤な症状になることが多く、朝と夜間の血圧の値が極端なモーニングサージ型の場合は、常に高血圧に気をを付けることが大切です。
気になる人は一定期間、朝晩2回の血圧測定をお勧めします。
まずは自分を知る事が大切ですね。
早朝高血圧となった場合は普段の生活習慣をおおきく変える必要もあります。
血圧を下げるには、まずはきちんとした生活をすることです。
早朝高血圧の予防は?
健康診断などで高血圧と診断されたら、一番にすることは日々の血圧測定です。
一日のパターンを知りましょう。
どの時間に血圧が高いかを知ったうえで、朝起きたら高いという場合は早朝高血圧の可能性があります。
早朝高血圧の一番の原因は、就寝中の発汗と言われています。
就寝中に、多くの水分が体内から失われていくことをご存知でしょうか?
ベッドサイドにお水を用意しておいて、目が覚めたら、すぐ水分補給をするという習慣をつけることをお勧めします。
寝ている途中に目が覚めてしまうのも、悩みの一つだと思いますが、その時も、水分補給をすることをお勧めします。
こまめな水分補給をすることが、直接的な対策です。
また、朝に目が覚めたら、すぐに起きようとしないで、布団の中で体を動かし、ゆっくりと深呼吸をします。
お布団の中で、就寝中に固まった筋肉をゆっくり伸ばすなど軽いストレッチ、しっかり呼吸することで身体の隅々に酸素を行き渡らせることで、血圧の値が変わってきます。
また、急に起き上がらないことで、起床時のめまいからくる転倒の防止にもなります。
早朝高血圧の方は、血液の流れさえスムーズに行けば、あとは良いわけですから、起きた時にそれがうまくいくように工夫することで、予防ができます。
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脂質異常症や高血圧などの生活習慣病の原因の一つに「活性酸素」があります。
身体をさび付かせてしまう活性酸素を除去してくれるのが珪素
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早朝高血圧の治療法は?
まず、検査からスタートします。
より正確な検査を必要とする場合は入院して24時間の血圧測定をするケースもあります。
仮面高血圧などの心配がない場合は自宅の血圧計で1日の血圧の数値の推移を見るとよいでしょう。
(仮面高血圧の事はこちらのブログでも書いています)
その結果、朝の血圧が高い場合、早朝高血圧と診断されます。
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ちょっと一休み:ミニ知識
血圧は精神的なことで影響を受けやすいものです。
例えば白衣高血圧と言うのは、普段は正常内の血圧値の人でも、
ドクターや看護師さんの前では血圧が上がってしまうタイプのものです。
緊張が原因で数値がどんどん跳ね上がってしまうのです。
仮面高血圧と言うのは、その逆で、ドクターや看護師さんの前では正常な血圧値をたたき出しますが、
家に帰ると、高い数値になるタイプのものです。
一人暮らしの方に良く見られる傾向で、一人でいることへの不安や緊張が血圧を上げてしまうようです。
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早朝高血圧の治療法としては、有効な降圧剤の服用のため、持続型カルシウム拮抗剤とアンジオテンシン受容体拮抗剤
などが良いとされています。
この薬は、血管を広げて、一日中血圧を下げます。
他の高血圧の薬の場合、肝心の一晩の効果が薄いため、早朝高血圧の場合は、このを持続型カルシウム拮抗剤とアンジオテンシン受容体拮抗剤使用するのが一般的とされています。
また、それまで高血圧の薬を服用されている方が、服用時間を遅くすることで、夜の間の効き目を持続させる事もあります。
高血圧の薬は朝飲まれる方が多いですが、寝る前に飲む・・という方法です。
私はこの方法を勧められました。
主治医と薬の摂取時間も相談してみてください。
まとめ
早朝高血圧とは、本来血圧の数値が低いはずの朝、高い数値をたたき出すケースです。
早朝高血圧は二つのパターンがありますが、
自律神経とも大きく関係するモーニングサージ型の場合は特に命にかかわる危険性があるので
要注意です。
睡眠中の汗などによる水分の発散も原因の一つなので、ベッドサイドに常にお水を用意して、寝る前、起床時、夜中目覚めたときなど、マメな水分補給が大切です。
また起きるときも急激な姿勢の変化は危険ですので、まずゆっくり布団の中でストレッチ、深呼吸をして、めまいを起こさないように立ち上がることが大切です。
が、あまり自己判断に任せず、主治医との連携をしっかりとることが一番大切です。
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