高血圧の薬を出された時に「グレープフルーツは食べないでください」とか「グレープフルーツジュースもダメ」と言われた人がいらっしゃると思います。
こちらの記事も参考にして下さい。
高血圧の薬とグレープフルーツはNG.グレープフルーツ以外の果物は?
私は以前、グレープフルーツを半分食べると一日のビタミンCが摂れる・・・と聞いたことがあるので、積極的にグレープフルーツを食べたり、ジュースを飲むときはグレープフルーツジュースにしていました。
どうも高血圧の薬の中に、グレープフルーツを食べると薬が効きすぎることがあるようです。
降圧効果が効きすぎる・・・って、じゃあ、日常的にグレープフルーツを食べると血圧が下がるの?と思っちゃいますが、そうではないようです。
なかなか人生、うまくいかないもんです。
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実は私事ですが、今回高血圧の薬が変わって、はじめて言われたことが「グレープフルーツは食べないで」です。
つまり以前の薬は、グレープフルーツとの飲み合わせはNGではなかったのです。
全ての高血圧の薬がNGではなく、グレープフルーツを食べると薬の降圧効果が効きすぎるものもある…という事なのでしょう。
血圧が下がりすぎると起こる症状は、めまいや心臓がバクバクするそうです。
そのような症状が出たことはありませんので実感はありませんが、不安ですね。
まさか、その原因がグレープフルーツにあるとは、すぐには繋がりません。
でも、・・・ふと考えました。
グレープフルーツがNGと言われると、グレープフルーツ以外の柑橘類もNGかな?
もしそうだったら、柑橘類は果物の中でも年間を通して、店頭に並ぶ身近なモノなので、ちょっと残念!!
そして、柑橘類の中でも、なぜグレープフルーツが、高血圧の薬と相性が悪いとされて注意を促されるのでしょうか?
目次
高血圧と薬とグレープフルーツ、そしてグレープフルーツ以外の果物(食材)の関係について調べてみました。
高血圧の薬すべてが、グレープフルーツと相性が悪いのではなく、あるのタイプの高血圧の薬だけが、グレープフルーなどの柑橘類の果物との相性が悪く、血圧を下げる効果が相乗してしまうようです。
高血圧の薬を摂取している人すべてが、グレープフルーツなど柑橘類を摂取すべきでない・・・というわけではないようです。
高血圧でお悩みの人、高血圧を予防したい人でも、お医者様から、特にグレープフルーツの話題が出ていない方は、グレープフルーツなど柑橘類を意識して食べることで、食べ物から高血圧に対処してくれます。
グレープフルーツ半分で一日のビタミンCが摂れるということも、実はとても魅力的な果物でもあります。
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脂質異常症や高血圧などの生活習慣病の原因の一つに「活性酸素」があります。
活性酸素とは、ご存知の通り、身体をさび付かせてしまうものです。
そして、その活性酸素を除去してくれるのが珪素です。
携帯もできるこちらのサプリメントがお勧めです
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グレープフルーツがダメな高血圧の薬についてのご紹介です。
高血圧の時に処方される一般的な薬は
- カルシウム拮抗薬
- アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬
- アンジオテンシン変換酵素阻害薬
- 利尿薬
- α遮断薬
- β遮断薬
です。
上にも書きましたが、この中でグレープフルーツとNGな薬は「カルシウム拮抗薬」です。
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カルシウム拮抗薬
カルシウム拮抗剤は、一般的に高血圧や狭心症の治療に使われる薬です。
このカルシウム拮抗剤は身体の中に入ると、肝臓の酵素で代謝され、解毒されて体外に排出されるそうです。
この肝臓の代謝酵素(肝臓にある酵素)の働きを邪魔する働きのある物質が、フラノクマリンで、これがグレープフルーツなどの柑橘類に含まれています。
カルシウム拮抗剤とは、血管や心筋収縮を抑えるもので、このフラクマリン(グレープフルーツに含まれる物質)とカルシウム拮抗剤を同時に飲むと肝臓での薬の代謝が邪魔されるので、薬がとどまることによって、血圧を必要以上に下げてしまう危険性があり、低血圧状態になってしまう危険性があるという事です。
薬が解毒されず、体内にとどまって時に出る症状としては
- 血管拡張によるモノ→顔面紅潮、頭痛、ほてり、むくみ
- 過度の降圧によるモノ→低血圧(めまい)
- 原因不明の症状→歯肉腫
などがあります。
カルシウム拮抗剤の薬とグレープフルーツなどを一緒に食してしまった場合に、このような状態になった時は、薬の副作用の場合もありますが、フラノクマリンの影響からの場合がるようです。
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もっと、気を付けなければいけないのは、余りドクターからも注意を促されない薬の中にも、同じような悪い相乗効果の出てしまう薬があります。
- 睡眠導入の薬
- 抗アレルギー薬
- 免疫抑制薬
- 高脂圧症の薬
- てんかんや三者神経痛の薬
- 副甲状腺機能亢進の抑制薬
グレープフルーツジュースと薬の飲み合わせの時間にも注意が必要
グレープフルーツ以外にカルシウム拮抗薬と相性が悪い(降圧効果が効きすぎる)とされているものには
- ハッサク
- 夏みかん
- ブンタン
- ダイダイ
- スィーティーなどです。
柑橘系でも大丈夫な果物は
- バレンシアオレンジ
- デコポン
- 温州みかん
- いよかん
- レモン
- ライム
- ゆず
- すだち
- かぼす・・・です。
ざっくりとしたイメージでは「皮の厚いものはNG、皮の薄いものはOK」と言う感じでしょうか?
まとめ
カルシウム拮抗薬と言っても、全てのカルシウム拮抗薬と相性が悪いわけでもないようです。
また、薬の効き方の個人差があるように、このあたりの作用の出方も個人差があり、グレープフルーツ自体にも産地や収穫の時期などによって個体差があります。
しかし、最終的には自分の体に影響してくることですから、安全第一で、よく分からないときは医師や薬剤師さんに相談して慎重に対応してください。
高血圧を放置しておくと、動脈硬化や虚血性心疾患、脳卒中などの重篤な病気を引き起こす可能性があるため、早めの治療が必要です。
ただし、高血圧の薬の中には、服用中は避けなければならない食べ物が存在するもがあるのも否めません。
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