アテローム性動脈硬化と脂質異常症の関係について

脂質異常症とは、一般的には高脂血症をイメージする方が多いと思います。

高脂血症というと次にイメージするのがドロドロ血ではないでしょうか?

生活習慣病のほとんどは血液の汚れが原因と言っても過言がないくらい、健康と(もしくは病気と)血液の質は切っても切れない関係なのです。

今回は生活習慣病の中でも「脂質異常症」とアテローム性動脈硬化について調べてみました。

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目次

アテローム性動脈硬化とは?

まず、動脈硬化の定義は、心臓から全身に血液を送り込む役割の動脈の内壁が肥厚し硬化した状態のことを言います。

動脈硬化には、アテローム性動脈硬化、細動脈硬化、中膜石灰化硬化(メンケベルグ硬化)の3つのタイプがありますが、一般的に動脈硬化という場合はアテローム性動脈硬化をさすことが多いです。

アテローム性動脈硬化は、脂質異常症(この場合、以前高脂血症と言われていたもの)、糖尿病、高血圧、喫煙などの危険因子によって生じると考えられており、最終的には動脈の血流が遮断されて、酸素や栄養が組織に運び込まれなくなる結果、脳梗塞や心筋梗塞などを引き起こす原因になります。

アテローム動脈硬化

最近では、アテローム性動脈硬化の危険因子の一つとして考えられている脂質異常症やその脂質異常症を招くもととなっている内臓脂肪過多肥満の上に高血糖、高血圧、脂質異常のうち2つ以上が集積した状態にあって動脈硬化を急速に進行させるメタボリックシンドロームについて注目されています。

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アテロームについてさらに詳しく・・・

病理学においてアテロームとは脂質(コレステロールや中性脂肪)、カルシウムや様々な繊維製結合組織を含んだ細胞(帆とドがマクロファージ)や細胞の死骸から構成された動脈血管内での蓄積物&塊です。

心臓や動こうけっしょうと脈で問題になるアテロームは、通常粥腫と呼ばれるものです。

アテロームは不健康な状態でありますが、ほとんどの人で見つかるものです。

 アテローム(粉瘤・ふんりゅう、アテローマ)とは、一般的に“しぼうのかたまり”と呼ばれることがありますが、実は本当の脂肪の塊ではありません。

皮膚の下に袋状の構造物ができ、本来皮膚から剥げ落ちるはずの垢(角質)と皮膚の脂(皮脂)が、剥げ落ちずに袋の中にたまってしまってできた腫瘍の総称です。

ですから、本当に脂肪細胞が増殖してできた良性腫瘍の脂肪腫とは全く異なるものです。

アテロームは皮膚腫瘍としてわれわれ皮膚科医が最も診察する機会の多いものです。

加齢とともに目の周りにできる小さな白いブツブツとしたものなどのそれです。

「アテローム目の周り」の画像検索結果

 

 

 

粥腫(アテローム性プラーク)は、血管内膜下にリポ蛋白(コレステロールの担体)が蓄積されて起き、血液の流れの遅い部位(低壁せん断応力部位)に好発しますが、その詳しい仕組みについてはまだよくわかっていないようです。

悪玉コレステロール(低密度リポ蛋白LDL)の血中濃度が高い場合、耐糖能障害をふくむ糖尿病患者、高血圧患者、喫煙者などでは動脈硬化が進行しやすいことが証明されており、こういった危険因子をコントロールして発症予防をおこなうことが推奨されています。

具体的には食生活の改善、運動、禁煙などが有効であり、生活習慣を是正した上での降圧薬、脂質降下薬(特にLDLコレステロール低下作用のあるモノ)、糖尿病治療薬も併用されることがあります。

コレステロール低下療法については日本人における有効性を疑問視する研究結果もあれば有効性を支持する研究結果も出されているのが現状です。

これを支持する立場では、各種の海外研究と日本人における研究の比較研究(メタアナリシス)や、MEGA studyで虚血性心疾患の1次予防が認められたとして、日本動脈硬化学会による動脈硬化性疾患診療ガイドライン(2002年版)においても、危険因子の数に応じた患者カテゴリー分類と十分なコレステロール低下療法が推奨されていますが、これに反対とする立場も存在し意見が対立したままです。

他にも(EPA(エイコサペンタエン酸)などが日本人の動脈硬化性疾患予防に有効であるとした疫学研究結果が報告されています。

今更ですが、なぜ高脂血症を治療しなければいけないのか?

高脂血症や動脈硬化は症状がありませんが、末期で発症する心筋梗塞・狭心症、脳梗塞などの両疾患を合わせた死亡率は、がんによる死亡率よりも高くなっています。

また、発症後、介護を必要としたり、生活の質(QOL)を損なう状態になったりすることも少なくありません。

高齢化少子化社会では、経済的にも社会的にも歓迎されない状況となり、家族や社会に迷惑をかけることになります。

進んでしまった動脈硬化をもとへ戻すことはできず、いつも発症の危険性がついてまわります。

そうなる前の予防が必要です。

高脂血症は治療可能な病態で、その治療によって動脈硬化の進行は予防できるのです。

高脂血症の記事はこちらにも紹介しておりますので参考にしてください→脂質異常症

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脂質異常症とアルコールには関係があるのかを徹底解説

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