副作用が心配な糖尿病の薬を飲まないで生活できるでしょうか?

薬と言えば必ず付いてくるのが副作用。

糖尿病と診断されてしまっても、できれば薬を飲まないで、日々を過ごしたいと思う人は多いと思います。

糖尿病の薬とその副作用について検証してみましょう。

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薬と副作用の関係、糖尿病とはどんな病気か?完治する病気なのか?

・・・と言うことを書いた記事をまずご紹介します。

糖尿病は完治するのか?その可能性はどのくらい?

ここに糖尿病の種類や、完治の可能性を書きましたので、参考にしてください。


その上で・・・・

目次

薬物治療の際、お医者さんからもらう薬の種類には、どんなものがあるでしょうか?

次の4つのものが代表的です。

  • α-グルコシダーゼ阻害薬
  • インスリン抵抗性改善薬
  • スルフォニル尿素薬
  • ビグアナイド薬

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一つ一つご紹介していきましょう。

★α-グルコシダーゼ阻害薬

比較的軽い糖尿病の方に出される薬です。

代表的なものは、「グルコバイ」「ベイスン」と言った名前の薬です。

この薬物治療の効果や特徴
食事の前に飲む薬なのですが、小腸での糖質の分解や吸収を遅らせる働きがあります。
これによって、食後に急に血糖値がグンと上がるのを防ぎます。
つまり、この薬の目的は、食後の急激な血糖値の上昇を防ぎ、血糖値を良い状態に保ち、コントロールすることにあります。
しかし、糖分の分解や吸収を遅らせているだけで、吸収しないようにしている訳ではありません。
だから、食事を食べ過ぎると、血糖値は急激には上がりませんが、結局食べたものは、ほとんどすべて吸収されます。
なので、当然食事制限も並行してすることになります。
薬を飲んでいるから食事制限はしなくてもいい、という訳ではないのです。
この薬の副作用はどうでしょうか?
この薬の副作用には、おなかが張る、下痢、軟便、便秘、腹痛、食欲不振、嘔吐などがあると言われています。
また、これはそれほどでもありませんが、肝機能への影響がわずかながらあると報告されています。
が、基本的には、この薬によって低血糖を起こすことはないとされています。
糖尿治療薬としては、ある意味かなり安全なお薬とされています。

★インスリン抵抗性改善薬
この薬は、インスリンが血液中にいっぱいあるのに、高血糖が続いている人に出される薬です。

「アクトス」という名前の薬がそれです。

この薬物治療の効果や特徴
インスリン抵抗性というのは、インスリンの効き方が悪くなっていることを言います。
しかし、多くの問題はインスリンのほうにあるというよ、別のところにあります。
それはインスリン受容体と呼ばれているものです。
ブドウ糖が細胞内入っていき栄養となるためには、インスリンが、細胞の表面にあるインスリン受容体と結合しなければなりません。
インスリンとインスリン受容体が結合して初めて、細胞が栄養をもらえ、生き生きとしてくる訳です。
しかし、このインスリン受容体がうまく働かなかったり、インスリンをうまく受け入れられなくなることがあります。
それが、インスリン抵抗性なんです。
この薬の副作用はどうでしょうか?
この薬を利用してから、大体2,000人~5,000人に一人の割合で、肝障害を起こすと言われています。
ですから、まずこの薬を出す前に、肝臓の機能検査が行なわれます。
肝臓に異常がある場合には、この薬を利用することができません。
また服用しても、定期的に検査を行なって、少しでも異常があれば、服用を止めさせられます。
また、この薬は利用され始めて比較的間もないので、他の副作用に関しても分かっていないことが多いようです。

★スルフォニル尿素薬
この種類のお薬は、たくさんのメーカーから商品が出されています。たとえば「オイグルコン」、「ダイアグリコ」、「アマリール」といった商品名の物が比較的よく使われています。

この薬物治療の効果や特徴
この薬の特徴は、すい臓を刺激して、インスリンの分泌を促すことにあると言われています。
インスリンの分泌を促進させて、血糖値を下げようとしています。
インスリンの出が悪いタイプの人は、この薬によってインスリンの出が良くなり、血糖値を下げることができる場合があります。
でも、この薬は、すい臓にインスリンを分泌する能力がまだ残っている人にしか、効果はないとされています。
この薬の副作用はどうでしょうか?
この薬の欠点は、おなかが非常にすくということです。
食事制限を頑張ろうと思っても、難しいよです。
なので、ありがちなパターンとしては、薬によって血糖値が下がっても、副作用でおなかがすくので、大食いしてしまって、また血糖値が上がる。
これを繰り返してしまうパターンが結構あります。そして、段々と薬が効かなくなってくる、ということになってしまいます。
他にも、低血糖という副作用が起きる可能性もあります。
血糖値が一時的に下がりすぎるために、立ちくらみや、ふらつき冷や汗、などの症状が現れる場合があります。

★ヒグアナイド薬
これは、最近ではあまり使われなくなった薬ですが、「メルビン」、「グリコラン」、「ジベトス」、といった商品名で使われています。

こ薬物治療の効果や特徴
食欲を低下させ、ブドウ糖の吸収を妨げるといったものです。
血糖値を下げる作用はそれほど強くはありません。
食欲を下げる働きがあるので、肥満の方に使われる場合が多いと言えます。
この薬の副作用はどうでしょうか?
実はこの薬は、危険な副作用があるとされたため、しばらく前にあまり使われなくなったことがありました。
その危険な副作用とは、「乳酸アシドーシス」というものです。
乳酸アシドーシスというのは、血液中に乳酸が異常に増えてしまい、血液が酸性になってしまうことを言います。
そうなると、筋肉のケイレン、筋肉痛、ひどい脱力感、嘔吐などが起きてきて、数時間の内に昏睡状態になり、死亡率は50%とも言われている、大変危険な状態になるのです。
これは本当に怖い副作用です。
でも、この薬が合うという方もおられるので、そういう方にはお医者さんは出しているようです。
近年あまり使われていなかったようですが、最近見直されてきているようです。

以上が、糖尿病の薬物療法、治療薬として病院から出される基本的なお薬の特徴や副作用などです。

薬を服用する上で気をつけなければならないことがあります。それは、薬には必ず副作用があるということです。

薬の説明をしっかり受けて、どんな副作用があり、どんな危険があるのか、またどのような効果があるのか、薬の知識をしっかりと取り入れるようにしましょう。

薬物治療無しでⅡ型糖尿病を治すことが可能か?

むつかしい問題だと思います。

HbA1cが10%を超えるような結果であれば、どこの病院に行っても薬を出されてしまいます。

ですから病院にいかないで、もしくは出された薬を飲まないで、いろいろな民間療法に手をだして何とかしようと思う気持ちはわからないわけではありません。

糖尿病も早期発見早期治療が大事です。

結果が悪くてもうまくやればやう物治療無しても正常な人と同じ血糖コントロールができる方もいらっしゃるようです。

糖尿病はよく治らない病気といわれますが、治らないのはなりやすい性質であって、高血糖が治らないということではありません。

糖尿病は多因子遺伝であるので全員が食事運動だけで治るとは言いませんが、70%は改善できるといえます。

 

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まとめ

食事療法や運動療法を生活の中に取り入れることでⅡ型糖尿病は薬を飲まないでも治る可能性がないわけではありません。

ただ、生活習慣を改善することは一番大切なことですが、主治医と連携を取り合ってすすめることが必須です。

自己判断で勝手に薬をやめたり通院、検査をやめたりするのは良くありません。

もし素人判断したことで、血糖コントロールが悪化すれば病院は、薬の量を増やす事になりますので、まったく意味のない事です。

自己責任と言う考え方もありますが、やはり専門家の意見はしっかり取り入れること、

そして何より一番大切なことは信頼できるホームドクターを持つことでしょう。

ちなみにⅠ型糖尿病は遺伝性、体質の問題なので、薬を飲まないで切り抜けることは難しいです。

Ⅱ型糖尿病でも、そのほかの合併症、病気がある場合もあるので、やはり主治医の意見を尊重するのが賢明です。

主治医と信頼関係を構築する、自分自身もしっかり情報を持ち、薬物治療と生活習慣の改善、

この2本立てで糖尿病に立ち向かうのが良いかと思います。

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